中途採用の応募者をより多く集めるには?

企業経営を維持するためには、業績を上げるのはもちろんのこと、従業員の確保も欠かせません。業務量に対する従業員の数が不足していれば、効率的に業務が行えません。そこで、企業では必要な人員を確保するために採用活動を行います。

企業が採用活動を行う対象は、新卒と中途に大きく分かれます。一般的には、長期的な教育を視野に入れ、ポテンシャル重視の人材を求める場合は新卒採用を、採用段階でのスキルを重視し、即戦力レベルの活躍を期待する人材を求める場合は中途採用を行います。

しかし、求職者の年齢や求職活動時期がある程度決まっている新卒と比較して、中途採用で募集する求職者は、年齢・求職活動時期・職歴などが大きく異なります。そのため、中途採用活動の実施は、新卒採用活動よりも苦労するという採用担当者様も多いのではないでしょうか?

中途採用が活発になる時期はいつ?

実は、新卒採用と同様に、中途採用の求人情報が多い時期というのはある程度定まっています。中途採用の求人情報が増える時期は、以下のタイミングです。

<1~2月>
企業、求職者ともに活動がもっとも活発になる時期。

<6月>
夏の賞与を貰った後に転職を決める求職者が増える時期。企業にとっては、新人研修が終わり、中途の採用活動を行いやすい時期。

<9~10月>
上半期が終わる切りの良い時期であり、数ヶ月後に人事異動が控えているため、企業の採用活動が活発になる時期。

いずれの時期も、退職者が増える時期の2、3ヶ月前にあたるという共通項があります。

中途採用の求人情報が増える時期に採用活動を行う利点として、

・多くの求職者の中から自社の希望に合った人材を選べる
・入社タイミングの調整が容易

という点が挙げられます。一方、求人情報が多いだけに、他社との競合性が高く、求人情報が求職者の目につきにくいという欠点もあります。豊富な掲載料プランを持つリクナビネクストのように、中途採用活動のサポートに特化したサービスを利用し、求人情報が求職者の目に入りやすくするなどの工夫が必要です。

WEB面接を活用して効率的な採用活動を

中途採用を望む求職者の中には、既に仕事をやめている方もいれば、仕事を続けながら転職活動を行っている方も多くいます。

在職中の求職者にとって、有給休暇を申請して採用面接に赴くのは労を要します。仕事を休むことによって業務が滞れば、残業時間が増え、ストレスも感じるでしょう。そのため、有給休暇を申請してまで採用されるかどうか分からない企業の面接を受けることに抵抗を覚える方もいます。

WEB面接が可能であれば、時間調整を行いづらい求職者の、応募に対するハードルを下げることができます。遠方に赴かず面接を行えるならば、仕事を休む時間も短く済み、業務に大きな支障は出ません。また、近年は、面接官が提示した質問に回答する様子を録画し、企業に送付する「録画面接」を行う企業も増えています。この方法ならば、求職者は時間調整の必要がなく、企業側も面接の様子を何度も確認することができます。