記憶に残る広告に共通している要素とは?

世の中には広告が溢れています。毎日、何百何千もの広告を目にしますが、その中で内容を覚えているものなんてほんのわずかです。商品を売るには、そのほんのわずかな「覚えてもらえる広告」を作る必要があります。記憶に残る広告を作るには、小手先のテクニックだけでどうにかなるものではありません。人間の理性的な面だけではなく、動物的な、つまり本能に訴えかけるようなアプローチも有効です。

人間は、動くものに弱いです。何かが動いていると、視線も意識もそれを追ってしまいます。たとえば、オフィスでパソコン作業をしている際、近くのデスクの人の貧乏ゆすりや伸びなどの動きが気になったことはありませんか。それは、本能的に動いているものに意識を向けてしまう、動物的な本能からくるものなのです。本能を理性で抑えることができるのが人間ですが、それでも完璧に抗いきれる人ばかりではありません。思わず目を引くような動きのある動画を作ることが、記憶に残る広告づくりの第一歩となります。

2019年1付きから放映されていたスマートフォン決済サービスのpaypayのCMで踊られていたダンスや、「U.S.A.」で再ブレイクした音楽グループDA PUMPと不動産や住宅に関する総合情報サイトであるSUUMOがコラボしたCM、さらに2016年から続く、学生のエネルギッシュなダンスが特徴的なポカリスエットのCMなど、業種やサービス内容に問わず、人の記憶に残るCMの多くはダンスを上手く活用しています。これら3つのCMで使われているダンスには、ある共通点があります。それは「その気になれば素人でも真似ることができる」、つまり「分かりやすい動きをしている」という点です。

たとえば、paypayのCMで踊られていたダンスは「paypayダンス」としてYouTubeなどの動画サイトで練習動画が上がっています。SUUMOのCMで披露されたダンスは「U.S.A.」の振り付けとほぼ同じため、そちらもダンスの練習動画があります。さらに、ポカリスエットのCMのダンスは、難易度を重視するのではなく、10代の中高生が抱える不安や悩みといった内面の感情を表現することを重視していますから、難しすぎないちょうどいい難易度となっており、体育祭や文化祭で実際に踊っている学生もいるようです。中には「集団で踊っているのはなんだか気持ち悪い」、「CMの動きがうざい!」と感じる人もいますが、いわゆる炎上状態になったとしても、話題にならないのとなるのとでは雲泥の差がありますし、まずは話題にならないことには売り上げアップにもつながりません。

それでは、どうしたら人の記憶に残るダンスを取り入れた広告を作れるのでしょうか。これはプロの力を借りるのが一番手っ取り早いです。会社の従業員が出演するタイプのCMもありますが、それよりもプロのダンサーに踊ってもらう方が完成度は高くなるでしょう。ダンサーに依頼をするならダンサーキャスティングのhip-jiveがおすすめです。代表者は様々なダンスを25年以上経験しており、オールジャンルの指導・出演・振付を行っています。さらに、あのpaypayのCMにもダンサーを派遣しています。人の興味を引く広告を作りたい場合にぴったりですね。