管理業務をアウトソーシングする際に注意したいこと

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企業ではたいてい、何らかの業務を行うにあたってアウトソーシングを利用しています。中小企業では非生産部門をアウトソーシングで外部管理するケースが見受けられます。非生産部門とは具体的には、経理、総務、人事などがそれに当たります。いわば、直接利益を生まない部門です。

ここで問題点ですが、全てを外部機関に任せるということは一見、人件費が浮くことから経営者としては決断してしまいがちですが、社内でのトラブル発生時に急な対応が取れない点が一番の問題です。通常、外部機関は土日祝は休みを取ります。もとの会社が同じであればほぼ、問題は無いんですが、それでも休みの間に社員が休日出勤で事故を起こした場合等、手続きが休み明けになる等相手への対応の遅れの原因になります。また、給与計算等社内で処理していれば訂正もすぐに出来ますが、突発的な対応が出来ない点はデメリットになることが大いに考えられます。要するに、外部機関の利用によりスピード感がなくなってしまう可能性がなきにしもあらず、ということです。

社内での相談窓口が無いのも問題です。経理、総務、人事に関係する事柄で、一般の社員が所属長以外へ聞きたいこと等がある際に、質問に答えてもらう部署を作らないと、外部機関では会社の内情がほとんど分かりませんから、肌感覚で理解して回答するようなことは出来ません。杓子定規な回答で結局は社内の風紀の乱れや社長の勘に頼った人材募集等ワンマンな会社へ進む可能性が強まります。社員数が1桁程度なら外部委託でもこなせるかもしれませんが、20名前後からは事務員を1名は置くようにすることが会社運営をスムーズにします。

司令塔が一人できたのであれば、外部委託を使ってもいいでしょう。なんと言ってもアウトソーシング事業を手掛けている会社はナレッジを多く有しています。あくまでも内部の事情と対応窓口があれば、そこからアウトソーシング事業者をコントロールしてより品質のよいサービスになるようにすればいいだけなのです。また、こちらに書いたような心配もNTTビジネスアソシエのようにしっかりとした大手であれば、ほとんど心配しないでも大丈夫だと思いますよ。NTTビジネスアソシエでは経理業務の他にも、社宅管理代行などといった様々なアウトソーシングサービスを提供しています。各業務のプロフェッショナルが揃っているので、アウトソーシングサービスの利用によって、これまで以上にスムーズに業務が進むことでしょう。